コロナ禍のフィリピン

フィリピンに駐在して3年が過ぎた。今はコロナの真っただ中、第2波か第3波か・・。人との接触を避けてフィリピンに留まることに意味があるのか・・日本に帰りたいと頭を過る。日本に戻っても何も良いことが無いのに・・。人間関係、家族、実家、どれをとっても煩わしいことばかり。フィリピンにいると、この煩わしさから少し解放される。それがコロナ禍でも、本心は、フィリピンに留まりたいと思っているかも・・。家族や実家からはさぞ薄情者と思われているだろう。でも仕事を理由に、会社命令を理由にここにいる。

50歳を超えて、人生も出世も先が見えて・・・、静かな余生を送りたいのに、年老いた母親、お墓、妻や子供たち、いろんな責任からいっそ逃げ出したい。このまま、この世から消えてしまった方が楽かも。さてどうするか・・これから・・

現地の女性

ひさしぶりの更新です。

ストレッチ瞑想を始めたせいか精神的に安定してきたように思います。表題のような内容でコメントします。

この国で、女性に惑わされる話をよく聞きます。実際のところどうなのだろうか?

確かに過去に惑わされ身を滅ぼした方がいらっしゃたことは聞いていますが、身の回りにいるのだろうか?カラオケにちょこちょこ行く人、ゴーゴーバーにいったという人はおりますが、必要以上に熱を上げてしまうのだろうか。

自分のこれまでを振り返ってみると、心が弱っているときに、こちらの女性の親切さ、人当たりの良さ、距離の近さに惑わされるのかもしれないと思い返します。ひょっとして自分に気があるのでは・・と勘違いしていまうのもわかりますね。でも、お互い秘密を隠した店員と客のおつきあいであることを忘れないようにしないと火傷しますね。

こちらの女性は若いシングルマザーも多く、ともかく働かないといけなく、お金がほしいのです。でも、そこをうまく隠して、持ち前の性格で距離をどんどん縮めてきますね。悪い子?そうではなく、人当たりの良い性格に、男性が勘違いしてしまうのでしょうね。そして冷静になればわかるちょっとした隠し事に気付かず、深みにはまっていくのでしょうね。

そういう私はどうなのでしょう。大丈夫と思っているのは自分だけでしょうか?熱ほどほどに冷静さを保ちつつ対処できているのでしょうか?自分のことが一番見えていないのかもと戒めを込めて自分に言い聞かせます。

駐在員が困窮邦人になることはまずないでしょうが、家庭を崩壊させてしまいかねない人は時々見受けられますね。

この国は、国民性として明るく、人当たりも良い人が多いですが、内情は一部のお金持ちと少しづつ増えている中流階級者を除いて、まだまだ貧しく日々を生きるのが精いっぱいの人々が多く、必死なのです。

のほほんとした駐在員が対処できる相手ではないことを忘れないように、心の片隅において、通過点となる駐在期間6か月クリアに向かいます。

一人の時間

海外単身赴任も3か月を超えて、孤独に耐えることも少しは慣れてきましたが、一人の時間を有効に使えていない、いかにも人生の時間を浪費しているように思えるのです。資格の勉強したり、語学力を向上させたり、体を鍛えたり、趣味の時間を増やしたり・・とやること考えればいいだろう!という人は、ポジティブに将来を見据えて海外赴任をできる人がいうこと。

小生のように今後の人生を終活期に向けた準備段階とする人にとっての海外赴任の一人の時間をどう過ごすべきか・・・どうすればポジティブに過ごせるか・・・

朝は比較的早く4時過ぎに起きることにしよう。

元々4時30頃に起きているので、そんなに苦では無い筈。起きると、まずシャワーを浴びて、先日から始めたストレッチ瞑想を少し時間をかけてすることにしよう。筋トレも少し加えて。

平日だと会社に行って帰ってくるのはマチマチだが、外で食事、飲酒付きなので帰ってくると何もできないかな。シャワー浴びて、多少の明日の段取り(仕事とかメイドとか支払いとか・・)をして、家族とラインして寝るぐらいかな。

休日だとややこしい。

・ゴルフ:そう好きでないので週1回ぐらいがやっと。

     何かと賭けたがる人もいるので、そういう人とは一線を引いて・・

・掃除/洗濯:掃除はメイドまかせ。洗濯は1~2回ぐらい

・整理/整頓:ものをなるべく増やさないようにしつつ整理したい

・ジムトレ:最初行きかけたが、最近行く気がしない。無理やりでも行くべきか

・英会話:本を持ってきたが一切開けたことがない

タガログ語:やる気がしない

・英語の歌の練習:たまにやるが好きではないな・・

自分が本気で取り組みたいものがない。なぜ?

何がしたいのか自分がわかっていないみたいだ。日本ではジョギングをしていたが、フィリピンで毎人外を走れるなんて、そんな恵まれている人はほとんどいないので、たまにしかやらなくなると、途端にやらなくなってしまった。その上、筋膜炎だの、アメーバー感染などに掛っている間に、どんどん体力が落ちて動かなくなってしまった。これではダメだとおもってストレッチ瞑想に筋トレを追加したのだが・・

まずは何か自分が興味をもって掘り下げたいことを見つけようと思います。

晴れ、ときどき晴れ

海外赴任が始まり3か月を過ぎました。50歳の海外赴任が、本当に50歳になってしまいました。いよいよ、ここからです。

家族のこと、親のこと、悩むことも多く、孤独と付き合いながらの3か月でしたが、気持ちを穏やかに、何とかなる、うまくいく、と思いすごせるようになってきました。

快晴の日は少ないけれど、大雨の日もなく、まあまあ晴れっぽい日が多いかな。多少曇って雨がぱらつきそうでも、晴れ間が見える感じです。

50歳の海外赴任の今の天気は「晴れ、ときどき晴れ」です。勝手にこう思うことにしました。

日本に戻りたいか・・という自問自答は続いていますが、日本に帰りたいという思いはありますが、しばらくこちらでもよいかとの気持ちも・・。

フィリピンでも生活はできるし、なんとかやっていけますが、日本に残した心配事が減ることはないので。でも最近感じたことは、自分一人が背負いこまなくても、当事者それぞれも自分が思っているよりがんばっているし、頼りになるということ。

いざというとき自分がいないのが不安ではありますが、皆一人一人の自主性をもって生きているので何とかなるのでは・・・。少なくとも今はそう思える部分も出てきました。

先のことはわかりませんが、このまま晴れの日が続きますように。

孤独対応(ストレッチ対応)

海外赴任の孤独感の話を以前書きましたが今は少し軽減しています。

理由をあれこれ思いめぐらせると、おそらくストレッチ瞑想を始めたからだと思います。ストレッチ瞑想?小生が名付けました。もともと精神の安定を求めてヨガ的な瞑想を始めようと思いましたが、ヨガをやったこともなければ、体も固くてよくわからない。そこで、呼吸法(腹式呼吸)のみ取り入れて、固い体をほぐすようにストレッチをします。何パターンかのストレッチをしながら、ゆっくりとした呼吸を繰り返し、頭の中を真っ白にしていきます。当然、いろんなことが頭の中に浮かぶので、浮かぶたびnキーワード(自分で決めた簡単な言葉)を繰り返し唱えて、頭の中に浮かんだものを消して行きます。10分~15分ぐらいを目を閉じるか、眼鏡を外して遠くを見ながら行います。キーワードですが、自分にとってポジティブな言葉がよさそうです。

これを毎朝やると、体も楽になりますし、気持ちも落ち着いてきます。この効果が薄れてくると別の方法を考えないと行けないのですが、今は、かなり効果があります。人それぞれ得られる効果が違うので、個人差はありますが、同様の悩みを持たれている方で対処法にお困りの方は一度試されては如何でしょうか?

私は特別な能力もなく、極々平凡なサラリーマンで、結婚して子供を育て、50歳になりました。海外に出てバリバリ働く意欲のある年代でもなく、海外赴任がつらく、長く感じることも多いです。ですが、家族のため、給与のため、できるだけこの地でがんばってみようと思います。その中で、自分なりの対処方法を探して、少しづつ、ここの無色の生活に色を入れていければと思います。

こういことを考え、取り組む時間も人生には必要かもしれない。その意味では今は、自分の人生の中で特別な時間かも・・と思えるときも出てきました。

バラ色には遠いですが・・・。

 

 

現地関係者との食事

この国で仕事をすると、当り前のことですが、現地のスタッフと仕事をする機会が多くなります。基本的に陽気な人種だし、女性は小柄で可愛いし、良いこと尽くめに見えるかもしれませんが、問題が食事です。

現地のスタッフは、日本人に友好的だし、最高に御もてなしを考えてくれますが、水に不安を持つ国だけに食事は常に危険です。とはいっても、断れるか・・・というと、彼にすると普段の何倍、場合によっては何十倍もする値段の食事を用意してくれいているわけで、肝心の日本人が箸をつけない・・なんて、小生には無理です。

従って、危険を覚悟で、一緒のものを食べるしかない・・。普段、気を付けてお店を選び、信頼できる水しか飲まず、生野菜や刺身も信頼できるお店でしか食べない・・といった注意は、消し飛ばすしかないのです。

先週、今週で、延べ8回ぐらい集中して機会がありましたが、今のところセーフっぽい。というものの、今日はすこし渋り腹ですので、ドキドキしています。明日の朝改善していることを願いつつ、大量に水分をとっています。

ロシアンルーレットのような毎日ですね。これもこの国で仕事をする必定な項目かと。

陰と陽の見え隠れする街を抜けて仕事に向かいつつ、この国の陽の部分を見て、住みやすいと感じつつ、陰の部分を見て、危険を再認識し、この国のもつ問題を考えます。

いろんなことが運任せのような毎日の中で、できるリスク回避をしつつ生活するしかなく、食事も同じですね。回避できない以上はロシアンルーレットの引き金を引くしかないのですかね。

50歳の人生設計と海外赴任期間

50歳という年齢から、将来を明るく見通せなくなるときがあります。特に海外赴任の孤独感や人生に対する焦燥感から、どうしても不安な将来が頭に過ぎります。

そこで、50歳からの人生設計を考えてみることにした。自分の年齢、妻、子供の年齢、両親の年齢を縦軸に、自分が何歳まで生きるのか考えて、起こり得る人生のイベントを記入する。役職定年、定年、再雇用など仕事(収入元)、子供の卒業、就職・・など子供のイベント、両親の終活、家の建て替え・・・など。

その中で、5年~10年毎に自分の活動期として名前を付ける。高給料受給期、老後資金貯蓄期、短時間勤務期(定年退職後)、社会貢献期、などなど・・最終的には終活期、余命期まで記入しました。

すると、人生の中でこの海外赴任の位置づけが見えてきました。5年間なのか3年間なのかわからないけれど、父親の病や子供のことなど気がかりなことは多いけれど、でもスタートを切っているこの海外赴任。人生の中での位置づけを自分で持てると少し落ち着きますね。

会社勤めもあと15年あります。仮に5年をこの地で過ごしたとしても残り10年を会社員として勤めます。

年齢的に出世よりも自分の生活を中心に考えて働くときでもあるので、この5年間は、海外赴任で得られる減税、手当を十分に活かして、もうしばらく掛かる養育費や貯蓄に回そうかとか、帰国後に妻と旅行する費用を貯めようとか・・将来を見た時の海外赴任の過ごし方が見えてきました。

合わせて、人生の中で自分は何がしたいのか?、何をすることが嫌なのか?、どういう日常が最高の一日なのか?を考えました。

これについては、また後日紹介します。